40代に入ると、20代や30代の頃とは、お金に対する考え方が少しずつ変わってきます。
私自身、40代前半。妻と、中学2年生の息子、小学6年生の娘がいます。
高校卒業後に就職し、その後妻と出会い、結婚して子どもが生まれました。上の子が生まれた頃、「このままの給料では、この先家族を養っていくのは厳しい」と感じ、転職を決めた経験があります。
住宅費、教育費、車、家族との時間、そして自分たちの老後。
40代になると、今の生活だけではなく、数年後、10年後のお金についても考えなければならなくなります。
一方で、私は「将来のためだから」と、今の楽しみをすべて削るような節約は好きではありません。
家族との時間は、後からお金を払っても取り戻せないからです。
だからこそ大切なのは、ただ支出を減らすことではなく、
「守るお金」「増やすお金」「家族との時間に使うお金」
のバランスを考えることだと思っています。
ここでは、自分自身の経験も踏まえながら、40代男性が家計を見直すときに考えたい優先順位を整理します。
まずは家計の全体像を数字で把握する
家計を見直すとき、最初にやるべきなのは節約ではありません。
まず、
「毎月いくら入ってきて、いくら出ていっているのか」
を知ることです。
若い頃は、給料が入ったら使い、残った分を貯めるという感覚でも何とかなるかもしれません。
しかし、子どもが大きくなってくるとそうはいきません。
我が家も、上の子は中学2年生、下の子は小学6年生です。
これから高校、大学などへ進めば、教育費の負担も今まで以上に大きくなる可能性があります。
さらに、車の維持費、家電の買い替え、旅行、税金など、毎月ではないけれど確実に出ていくお金もあります。
そのため、月々の支出だけを見るのではなく、年間で家計を見ることが大切だと感じています。
最初に確認したい3つの数字
- 手取り収入
- 毎月必ず出ていく固定費
- 年間で発生する特別支出
家計簿を1円単位まで完璧につけなくてもいいと思います。
銀行口座やクレジットカードの履歴を見ながら、
「毎月いくらくらい必要なのか」
「1年間で大きな支出は何があるのか」
が分かるだけでも、かなり違います。
優先順位1:まず生活を守れるお金を持つ
私は投資をしていますが、今振り返ると、最初から順番を理解していたわけではありません。
むしろ逆でした。
30代の頃、周囲の20代の人たちがすでに投資をしているのを見て、
「自分もやらないとまずいのではないか」
と思ったのが始めたきっかけでした。
最初は10万円ほどを海外口座に入れ、ゴールドにレバレッジをかけて取引していました。
一時的に資金が増えることもありましたが、結局はロスカット。
増えたお金もすぐになくなりました。
その後も、小遣いを少しずつ貯めて5万円くらいになると、また大きく増やそうとして無茶な取引をする。
今思えば、資産運用というよりギャンブルに近かったと思います。
こうした経験をして分かったのは、投資より前に、
「なくなったら困るお金」と「なくなっても生活に困らないお金」を分けることが重要だ
ということです。
生活費まで値動きのある商品に入れてしまえば、相場が悪くなったときに冷静な判断ができません。
確認したいポイント
- 毎月最低限いくらあれば生活できるか
- 急な出費に使える現金があるか
- 生活費と投資資金を分けているか
- ボーナスを使わなければ生活できない家計になっていないか
- 収入が減った場合、どこを減らせるか
40代は、子どもの教育費なども増えてくる年代です。
投資で増やしたい気持ちがあっても、まず家族の生活を守るお金は別にしておくべきだと考えています。
優先順位2:楽しみではなく、満足度の低い固定費から見直す
私は、楽しみを削る節約が好きではありません。
毎日の楽しみまで我慢して、それで家計管理が嫌になってしまうのであれば長続きしないからです。
それよりも、
「毎月払っているけれど、本当に必要なのか」
という固定費を見直したほうが効果は大きいと思います。
たとえば、
- 携帯電話料金
- インターネット
- 保険
- 動画や音楽などのサブスク
- 使っていない会員サービス
- クレジットカードの年会費
などです。
一度見直せば、その後は何もしなくても毎月の支出を減らせる場合があります。
一方で、何でも安くすればいいとは思っていません。
必要なものにはお金を使う。
満足度の低いものは減らす。
そのメリハリのほうが大切です。
優先順位3:大きな支出は月ではなく年で考える
子どもがいる家庭では、突然お金が必要になるように感じることがあります。
ただ実際には、ある程度予想できる支出も多いです。
車検、自動車税、保険、旅行、子どもの学校関係、家電の買い替えなどです。
こうした支出を毎月の生活費と一緒に考えてしまうと、
「今月は赤字だった」
「ボーナスがなくなった」
となりやすくなります。
そこで年間で必要になりそうな金額を大まかに出して、12か月で割っておく。
これだけでも家計のブレは減ります。
我が家の場合、車も大きな支出のひとつです。
家族で遠出するためにアルファードを購入しました。
もちろん車両代も維持費もかかります。
家計だけを考えれば、もっと安い車を選ぶという考え方もあるでしょう。
ただ、私にとってアルファードは単なる移動手段ではありませんでした。
長距離運転が以前ほど苦にならなくなり、家族で遠出する機会を作りやすくなったからです。
だから私は、
「高いか安いか」だけではなく、「その支出によって何が得られるか」
も考えるようにしています。
優先順位4:投資は一発逆転ではなく、続けられるやり方にする
FXで無茶な取引をしていた頃は、
「少ないお金を一気に増やしたい」
という気持ちが強かったと思います。
10万円が増えると嬉しくなり、さらに大きなリスクを取る。
そして、なくなる。
また小遣いを貯めて挑戦する。
そんなことを繰り返していました。
しかし40代になった今は、
投資できちんと利益を出せるようになりたい
と考えています。
ここでいう「きちんと」というのは、一度の取引で大金を得るという意味ではありません。
自分が取っているリスクを理解し、家族の生活に影響しない範囲で、長く続けられる投資をするということです。
投資を始める前には、
- 何のために投資をするのか
- いつ使うお金なのか
- どこまで損失を許容できるのか
- 生活費とは完全に分けられているか
- 商品の仕組みやリスクを理解しているか
を一度考えたほうがいいと思います。
私自身もまだ勉強途中です。
だからこそ、過去のような「増えればいい」という投資ではなく、利益を残せる投資を目指したいと思っています。
優先順位5:家族との時間まで削らない
家計を見直すうえで、私が一番大切にしたいのがここです。
上の子が2歳くらいの頃、家族でディズニーへ行きました。
その後も、できれば2年に1回くらいは行けるように頑張ってきました。
旅行には当然お金がかかります。
その分を全部貯金や投資に回していれば、今より資産は増えていたかもしれません。
でも私は、家族で出かけた時間にお金を使ったことを後悔していません。
子どもが小さい時間は短いからです。
息子はもう中学2年生。
娘も小学6年生です。
あと何回、家族4人で同じように旅行へ行けるかは分かりません。
だから私は、
将来のお金を作るために、今しかない家族との時間まで削る必要はない
と思っています。
もちろん、何でも好きなだけ使うという意味ではありません。
大切なのは、
「何となく使っているお金」
を減らして、
「本当に使いたいところ」
に使うことです。
家族旅行、車、趣味、健康、子どもとの体験。
人によって価値を感じるものは違います。
自分や家族にとって大事なものには、最初から予算を取っておく。
そのほうが、無理な節約より長く続く家計になると思います。
まとめ:お金を増やすことだけが目的ではない
高校を卒業して働き始め、結婚し、子どもが生まれました。
子どもが生まれたときには、
「この給料のままでは厳しい」
と思い、転職もしました。
30代では、自分より若い人が投資をしている姿を見て焦り、FXで無茶な取引もしました。
そして40代になった今、少しずつ思うようになったことがあります。
お金は増やすことも大切ですが、それだけが目的ではありません。
家族の生活を守る。
将来に備える。
投資で資産を作る。
そして、今しかできないことにもお金を使う。
そのすべてのバランスが大切なのだと思います。
特に40代は、子育て、仕事、健康、老後準備など、いろいろなことが同時に重なる時期です。
だからこそ私は、
「将来のために、今の家族との時間まで犠牲にしない」
ということを大事にしています。
貯金や投資額だけを増やすのではなく、
「何のためにお金を貯め、何のために使うのか」
を考える。
それが、自分なりの家計管理なのだと思っています。
本記事は筆者個人の経験や考えを含む情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品や取引手法を推奨するものではありません。FXや株式などの投資には元本割れを含むリスクがあります。投資判断はご自身の状況を踏まえて行ってください。


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